ハゲはiPS細胞でフサフサに?2020年までに実用化という噂も…

iPS細胞でハゲがいなくなる!?

iPS細胞とは、再生医療で重要な役割を果たすと言われている細胞です。

再生医療とは人間の欠損した組織を修復し、再生させる医療のことです。

iPS細胞は非常に多くの細胞に分化できるので、毛根の再生にも応用できるのではないかと見られています。

もしiPS細胞で失われた毛根を再生できる技術が普及したら、この世界にハゲはいなくなるかもしれません。

世界からハゲに悩む人々がいなくなったらどんなにいいでしょうか。

そんな素晴らしい可能性を持つiPS細胞とは一体どんな細胞なのでしょうか。

iPS細胞ってどんな細胞なの?

iPS細胞とは一体どんな細胞なのでしょうか?

これについては京都大学iPS細胞研究所「CiRA(サイラ)」の説明を見てみましょう。

人間の皮膚などの体細胞に、極少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では、「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。

出典 :

専門外の人間にはやや説明が難しいですが、「様々な組織や臓器の細胞に分化する能力」と「ほぼ無限に増殖する能力を持つ」細胞であると理解しておけばよさそうです。

iPS細胞でハゲが良くなるメカニズムとは

iPS細胞は、どのようなメカニズムでハゲが改善されるのでしょうか?

これについては、筑波大学大学院の遺伝子制御学研究所の説明を見てみましょう。

人工多能性幹細胞(iPS細胞)は、体細胞に複数の遺伝子を導入して初期化することによって誘導される多能性幹細胞であり、再生医療をはじめとした様々な分野への応用が期待されています。しかし、iPS細胞が誘導されるメカニズムはまだ不明な部分が多く、これらの詳細が明らかになると、より効率の良いiPS細胞誘導が可能になり、幹細胞の多能性維持や分化制御に関しても、多くの知見が得られることが期待されます。

出典 :

細胞を初期化するということは、平たく言えば以前の状態に戻すということです。

ハゲの話でいえば、毛が生えてこなくなった頭皮の細胞を、毛が生えていた(まだハゲでなかった)頃の状態に戻す、ということです。

つまりiPS細胞でハゲが改善されるのは、細胞を若返らせるというメカニズムによるものだといえます。

iPS細胞を使った薄毛治療ってどんなもの?

iPSを使った薄毛治療が実用化すると、その治療は具体的にどのようなものになるのでしょうか?

iPS細胞×自毛植毛を組み合わせた治療

iPS細胞で毛を再生させる実験はすでに始まっています。

マウスのiPS細胞から、毛包や皮脂腺を含む皮膚を再生させることに成功したと理化学研究所が発表しました。

マウスに毛包を含んだ皮膚を植えた結果、毛が生え始めたという成果が報告されています。

まだマウスでの実験が行われただけで人体での実験は去れていません。

これを人間に応用することで、前頭部の生え際や頭頂部など、薄毛の部分に自毛植毛する技術が期待されています。

iPS細胞はほぼ無限に増殖させることが可能なので、もしこの技術で自毛植毛する際は、少ない頭皮で治療を行うことが可能になります。

既存の自毛植毛と異なる点

既存の自毛植毛の場合、後頭部や側頭部などの薄毛になりにくい場所から皮膚を切り取ります。

切り取った皮膚を、毛が薄い場所や完全にハゲてしまった場所に植えることで治療が行われます。

皮膚を切り取った後頭部や側頭部には傷痕が残ってしまうことがあります。

iPS細胞はほぼ無限に増殖させることが可能なので、従来の自毛植毛のように多くの皮膚を切り取ることなく、頭皮への傷を最小限に抑えることができます。

iPS細胞を用いるメリットとは?

iPS細胞を用いた治療にはいろいろなメリットがあるとされています。

一つ一つ見ていきましょう。

無制限に細胞を作り続けることができる

何度か説明しましたが、iPS細胞のメリットは無制限に細胞を作り続けられることです。

京都大学iPS細胞研究所の説明を読むと、厳密には「ほぼ無限に」なので、限界もあるようです。

しかし、これが事実だとすればiPSを用いた治療はとてもメリットがあるものだといえます。

ほぼ無限に増殖可能だということは、培養のために切り取る必要のある皮膚も最小限でいいはずだからです。

iPS細胞によって、できる限り人間の体に傷をつけることない治療が期待されます。

短時間で効果が実感できる

従来の自毛植毛では施術に数時間かかりますが、iPS細胞で皮膚を移植すれば、より短い時間での治療が可能になります。

iPS細胞はあらかじめ皮膚を培養しておけるので、切り取った皮膚をすぐに移植しなければならない自毛植毛とはその点で異なります。

毛根にしっかり定着する

自毛植毛では、定着率が大事です。

定着率とは、移植した自毛がきちんと生えてくるかどうかを示すものです。

自毛植毛の定着率は90%以上とも95%とも言われており、100%でないのが難点です。

iPS細胞なら、取り出した頭皮の細胞を培養して増殖させることで、切り取った部分と同じ細胞を移植させることができます。

自毛植毛は側頭部や後頭部の頭皮を前頭部や頭頂部に移植するので、ここに定着率の違いが現れます。

髪が全く生えていない人でも大丈夫!

理化学研究所が発表したマウスの実験では、皮膚を移植すると周辺の組織と接続し、機能的な皮膚を再生したことがわかりました。

つまり、毛の生えていない部分にも細部を移植できるということです。

この実験を人体に応用することができれば、全く毛の生えていない人、ツルツルにハゲてしまっている人の頭にも細胞を移植することが可能になります。

実用化されるまでにどれくらいかかるの?

iPS細胞を使った治療が実用化されるまで、あとどれくらい待たないといけないのでしょうか?

2020年までの実用化を目指している

薄毛やハゲに悩む人にとってはすぐにでも実用化してほしいところですが、実用化は2020年を目指しているとのことです。

2020年といえば東京オリンピックの開催年ですが、2017年の現在からするとあと3年です。

それまで私たちの毛根は持つのでしょうか?あと三年ならなんとかなりそうな気もしますが、やはり早くしてほしいですね。

現在、実用化に向けて研究しているのは京セラと資生堂です。

京セラは理研と共同研究しているので、理研・京セラと資生堂が研究開発に競い合っています。

二社が競い合って研究しているので、もしかしたら予定より早く実用化されるかもしれません。

一部では25年かかるという噂も!?

もしかしたら、あと3年どころではなく25年もかかってしまうかもしれません。

25年といったら、現在20歳の人は45歳、30歳の人は55歳、40歳の人は65歳になってしまいます。

ということは、現在50歳以上の人は老人になってしまっており、iPS細胞による薄毛治療の実用化を待っていても意味がないということになってしまいます。

本当のところはどうなのでしょうか?今後の続報に期待したいところです。

iPS細胞の実用化を待っているだけではダメ!

iPS細胞の実用化はいつになるかわからないので、実用化を期待して待ち続けるのはおススメできません。

まだ時間がかかる可能性がある

上でも説明したように、実用化にはあと3年程度かかるとも、25年かかるとも言われています。

正確な研究の最先端にいる人たちにしかわからないのでしょう。

私たちにできることは限られています。

研究所や企業にお金を通ししたり、iPS細胞を使った薄毛治療の研究している京セラや資生堂の株を買ったりするなど、今できることをしましょう。

待っている間にハゲが進行してしまう

iPS細胞を使った薄毛治療の実用化を期待する気持ちはわかりますが、なにもせずに待ち続けるのはやめましょう。

待っている間に、私たちの薄毛もハゲも進行していってしまうのです。

薄毛やハゲの侵攻を食い止めるために、できることがあるのではないでしょうか?

費用が高額で手が出せない可能性がある

iPS細胞は最先端の医療技術です。

もしiPS細胞を使った薄毛治療が実用化され、私たちにも施術を受けられるようになったら、その費用はおそらく高額でしょう。

常識的に考えれば数百万はするはずです。

仮にiPSを使った薄毛治療が実用化されたとしても、私たちに手の届く価格で薄毛治療ができるようになるためには、まだまだ時間がかかるでしょう。

実用化されない可能性もある

これは最悪の可能性ですが、実用化されないかもしれません。

思い出してください、「ハゲ治療の特効薬が開発される」といった類のニュースを。

これまでにそういったニュースをいくつも見てきませんでしたか?そして、それらのニュースの続報を見たことがありますか?結局、そういったニュースのほとんどは続報がないまま忘れられていくのです。

自社の宣伝をするためか、大学が研究費を取るためなのかわかりませんが、派手な成果を報告するだけのニュースは世の中に多いです。

あまり期待せずに研究の経過を見守りましょう。

期待しすぎずセルフケアをしっかり行おう

iPS細胞を使った薄毛治療には過度の期待はせず、堅実にいまできる薄毛治療に専念した方が賢いといえます。

ファストフードや脂っこい食べ物はできるだけ食べないようにしましょう。

脂っこい食べ物は頭皮に皮脂が詰まる原因になります。

ストレスを溜め過ぎないようにして、適度な運動を継続していくことも大事です。

特にランニングなどの有酸素運動はストレスの解消に効果的です。

頭皮のマッサージをすると血行を促進させる効果があるので、毎日続けるとよいです。

もしAGA(男性型脱毛症)の疑いがあるなら、クリニックに行って医師に相談し、薬を処方してもらいましょう。

こういったセルフケアの積み重ねが私たちのハゲを改善させるのです。

もしiPSを使った薄毛治療が実用化すれば、即座にフサフサになることも夢ではありませんが、たとえ効果は小さくても毎日コツコツと地道にケアを続けていくことだって大事なのです。

iPS細胞の実用化でハゲに明るい未来が待っているかも!?

iPS細胞を使った薄毛治療が本当に実用化されるのかどうか、現段階では断定できません。

実用化されたとしても、本当に人間に対して効果をもたらすのかは未知数です。

いまは医療の最先端で研究している研究者の方たちに期待するしかありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です