シャワーで頭皮をやけどした時の対処法【適温はどれくらい?】

シャワーで頭皮をやけど…どう対処すればいいの?

シャワーが熱すぎた!

外気温が低くなってくると、シャワーの温度を高めに調節しがちです。

ところが、「うっかり温度設定を高くしすぎてしまった!」なんてこともあるでしょう。

慌ててお湯を止めても、頭皮がヒリヒリしてしまった経験があるのではないでしょうか?

では、そんなシャワーが原因の頭皮のやけどは、どのように対処したら良いのでしょうか。

今回は、日常生活で起こり得る頭皮のやけどについて、ご紹介します。

普段から高温のシャワーを浴びている方は、特に必見ですよ!

頭皮がやけどする時のよくある理由

では、どんなシーンで頭皮はやけどを負ってしまうのでしょうか?

実は、私たちの身近には、さまざまなやけどの危険性が隠れています

その場ではやけどした自覚がなくても、後からヒリヒリとした痛みを感じることもありますよね。

そこで、特に多いやけどの原因を4つ挙げていきます。

シャワーの熱湯を浴びてしまった

設定温度が高すぎる

まずは、今回のメインであるシャワーによるやけどです。

こちらの場合、シャワーの温度設定を高くし過ぎたことが原因です。

最近では自動給湯器つきの浴室も多く、温度設定も容易にできるようになっています。

しかし、築年数の経っている建物の場合、水とお湯の量で調節するタイプのものも、まだまだあります。

上記のようなタイプは、温度を目で見て確認することができません。

そのため、頭皮にかける前に一度手で温度を確認することが大切です。

ドライヤーを頭皮に近づけてしまった

ドライヤーを近づけ過ぎたせいかも?

続いて、ドライヤーによるやけどについてです。

早く乾かしたいがために、ついついドライヤーを髪の毛すれすれまで近づけてしまうこともあるでしょう。

しかし、ドライヤーは温風を出すために、吹き出し口付近の温度がとても高熱になっています。

使っている機種にもよりますが、200度近くまで上がっている場合もあるんですよ。

そんな高熱の風が頭皮にあたったら、もちろんやけどしてしまいますよね。

ドライヤーは近すぎると髪の毛を傷める原因にもなるので、頭皮から吹き出し口までの距離を取るようにしましょう。

ヘアアイロンを直接頭皮につけてしまった

ヘアアイロンが頭皮についてしまった

ヘアアイロンを使ってスタイリングしている方は、アイロンの使い方にも注意が必要です。

使用している方は分かるかと思いますが、ヘアアイロンは120~200度程度の高温で髪にくせをつけます。

それほど高熱になるアイロン部分に、うっかり手や頭皮が触れてしまうこともあります。

とくに、ショートヘアの方はヘアアイロンで頭皮にやけどしてしまうことも多いでしょう。

これを防ぐために、アイロンは毛先をメインに使用し、根元近くの使用は控えるようにしましょう。

紫外線による日焼けをしてしまった

紫外線に当たり過ぎるのは危険!

日常生活の中でやけどをするものといったら、それだけではありません。

一番身近で、一番気づきにくい原因が、紫外線です。

今までの原因とは違い一瞬の出来事ではありませんが、夏の海などをイメージすると分かりやすいかと思います。

日焼け止めも塗っていない状態の肌がずっと紫外線にさらされていると、後日肌がヒリヒリ痛くなりますよね。

これは、紫外線によるやけどの症状です。

これと同じことが体だけでなく頭皮にも起こるため、普段から頭皮の紫外線対策をすることが大切なのです。

頭皮をやけどするとどうなるの?

以上が、頭皮にやけどする場合に多い原因でした。

では、こうした理由からやけどを負うと、その後頭皮はどうなってしまうのでしょうか?

やけどは、症状の重さごとに下記のステージに分かれます。

  • ① I度熱傷(表皮まで)
  • ② II度浅層性熱傷(真皮の中層部まで)
  • ③ II度深層性熱傷(真皮の下層部まで)
  • ④ III度熱傷(皮膚全層)

番号が大きくなるにつれて、やけどの症状も重くなります

では、これらを踏まえて頭皮のやけどがどうなるのかご説明します。

血管損傷や筋損傷が起こる

皮膚の下で損傷が起こる!?

頭皮をやけどした場合、症状が重いと血管損傷や筋損傷を起こす可能性があります。

この場合に怖いのが、一見やけどをしたように見えないところです。

というのも、血管損傷や筋損傷は低温やけどで起こりやすいためです。

低温やけどは、45度以下の暖房器具などに長時間触れていることが原因で起こります。

この場合、本人が気づかない間に症状が進行してしまいます。

すると、皮膚の奥にある血管や筋肉が損傷してしまうⅢ度熱傷になるほど、症状が重くなってしまうことがあるのです。

ところが、皮膚の表面自体にはなんの症状も見られません。

また、痛みが出てくるのにも1週間程度を要するため、ここでもまだなかなか気がつけません。

痛みに気がついて受診した時には、すでに皮膚が壊死していた、というケースもあるんですよ。

水泡ができる

水ぶくれになる

上記のような症状よりも起こりやすいのが、やけどによる水泡の発生です。

水泡は、いわゆる水ぶくれのことですね。

水泡ができるやけどは、ステージⅡに分類されます。

さらに、水泡の状態によりⅡ度浅層性熱傷かII度深層性熱傷、どちらかに分けられます。

医師の診断を受けた場合、前者であれば1~2週間で完治します。

一方、後者の場合には治療に1ヶ月程度かかり、やけどの跡やひきつれなどが残ってしまう可能性が高くなります

ヘアアイロンや熱湯が一瞬触れた程度なら症状も軽くてすみますが、長時間や広い範囲が触れると重症になる場合も…。

ただし、どちらの症状であっても、まずは受診をして適切な治療を受けることが大切です。

毛根や毛母細胞が破壊する

薄毛になる

頭皮のやけどで注意したいのが、深達性II度熱傷やⅢ度熱傷による毛根や毛母細胞の破壊です。

普段髪の毛の生え方を意識することはないかもしれませんが、髪は頭皮の奥にある毛根から栄養を吸収しています。

また、髪の毛の成長や発毛は、毛母細胞が分裂を繰り返して促されています。

ところが、皮膚の下層部までやけどが及ぶと毛根や毛母細胞が破壊されてしまうことがあります。

すると、髪の毛は栄養が取れなくなり成長できなくなったりしてしまうのです。

そのため、今ある髪の毛は抜けて、さらには新しい髪の毛を生やすことができなくなってしまいます。

つまり、やけどが原因でハゲてしまう可能性もあるのですね。

頭皮をやけどしたらやるべきこと

このような頭皮のやけどは、放っておけばおくほど症状が重くなっていきます。

症状が重たくなれば、それだけ治療までに時間がかかってしまいます。

そうならないために、もし頭皮をやけどしてしまったら、落ち着いて冷静に対処しましょう

以下に、シャワーなどで頭皮をやけどした場合にすべき対処方法をご紹介します。

今後やけどをしたときのためにも、しっかりと読んでおいてくださいね。

1. 冷水または氷で患部を冷やす

まずは患部を冷やすことが重要!

まずは、冷水もしくは氷で患部をしっかりと冷やしましょう。

シャワーでやけどをした場合には冷水を、それ以外は氷で冷やすと良いでしょう。

氷で冷やす場合にはビニールに入れて、その上からタオルなどを巻いて当ててくださいね。

直接氷を当ててしまうと、凍傷を起こしてしまう可能性があり危険です。

患部を冷やすことができたら、しばらくそのまま冷やし続けます

このとき、もし裸の状態で身体が冷えてしまいそうな場合は、タオルをかけるなどして対処しましょう。

2. そのまま15分ほど様子を見る

冷やしたら様子を見てみよう

患部を冷やす時間は、15分程度が目安です。

これよりも短いと、皮膚の奥でやけどが進行してしまう可能性があります。

ちなみに指先などの場合には長めに冷やしても良いのですが、頭皮の場合には長くても30分程度にしましょう。

15~30分程度頭皮を冷やしたら、症状に応じた対処をしましょう。

やけどの症状がそれほど酷くなければ、そのまま病院へいき治療を受けてくださいね。

「自力で行くのは辛いけど、救急車を呼んでいいの?」

と迷った時は「救急相談センター(#7119)」に連絡すると、救急車を呼ぶべきかどうか相談できますよ。

3. 病院で治療薬を処方してもらう

治療薬の処方を受ける

病院を受診したら、あとは医師の指示に従いましょう。

頭皮のやけどの症状に合わせて、治療薬の処方を受けます。

一般的にやけどの治療には、以下のような外用薬が使われます。

  • ● 感染予防の抗生剤
  • ● 創傷治癒促進の保湿剤
  • ● 壊死組織除去の軟膏

これらを患部に塗布して、徐々に症状の改善を目指していきます

薬によってはべたつくものもありますが、治療のためだと思ってしばらくは我慢しましょう。

頭皮のやけどを防ぐシャワーの適温とは?

シャワーの適温って?

頭皮のやけどは、その原因によっても症状や治療方法が異なります。

シャワーのやけどでも、場合によっては、今後髪の毛が生えてこなくなる可能性もあります。

このような危険性を減らすためには、やけどを起こさないように正しく使用することが大切です。

シャワーを正しく使うこととは、つまり正しい温度に設定すること。

目安としてはおよそ38度くらいが適温と言えるでしょう。

38度は体温よりもやや高めの温度で、体を冷やす心配もありません。

ただし、冬場などでどうしても寒さを感じる場合は、40度以内で調節するようにしてくださいね。

頭皮のやけどを防ぐシャワーの方法

シャワーの適温は、38度くらいであることがわかりました。

では、最後に正しいシャワーの方法をご紹介していきます。

とくに、一般的なシャワーの方法とは異なる部分もあるのでしっかりチェックしておきましょう。

38度前後のお湯で頭皮を洗いさっと流す

お湯はサッと流す

もし紫外線などによるやけどがある場合、長時間お湯にあてるのは患部に良くありません。

その場合はシャンプーの使用は避けて、38度前後のお湯で頭皮を洗い、サッと流す程度にしましょう。

ただし、シャンプーを使用した際は、すすぎを十分にしないと洗い残しの原因にもなってしまいます。

シャンプーが頭皮に残ったままですと、雑菌が繁殖し、患部から菌が入り症状を悪化させてしまうこともあります。

汗をかいた日や汚れが気になり、少し長めにシャワーを浴びたい時は、もう少し温度を下げるなどの調整を行いましょう。

20度くらいの冷水を浴びて頭皮を引き締める

頭皮を引き締める

お湯で頭皮を洗ったら、20度くらいの冷水を最後にかけましょう。

冷水には、肌を引き締める効果があり、皮脂の過剰分泌の抑制にもおすすめですよ。

また、温かいお湯と冷たい水を繰り返しかけると、肌の新陳代謝を促すこともできます

以前のやけど跡などがある場合には、肌のターンオーバーが促進されることにより跡が薄まる効果も期待できますよ。

ただし、冷水は体までかかってしまうと風邪の原因にもなります。

なるべく頭部だけにかけるようにし、その後はしっかりタオルドライをして体を冷やさないようにしてくださいね。

まとめ

シャワーは正しく安全に!

今回は、シャワーで頭皮にやけどを負ってしまった場合の対処方法をご紹介しました。

頭皮は顔と同じ皮膚からできており、手や体に比べて薄く、傷つきやすい性質があります。

そのため、ちょっとしたことでも深い傷になったり、跡が残ってしまったりします。

このような危険性を回避するためにも、普段のシャワーやスタイリング方法にも気をつかってあげましょう。

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