髪の毛が折れるのはどうしてなの?
毛先を見た時に、ポキっと曲がった髪の毛を発見することはありませんか?
折れている髪があると、指通りも悪く、毛先もバサバサとした印象に見えますよね。
できれば毛先まで、折れることなくスルンとまとまった毛先であってほしいものです。
そもそも、自分で折り曲げた覚えはないのに、いつ、どのようにして折れるのでしょうか。
今回は、髪の毛が折れる原因や改善方法をご紹介します。
髪の毛が折れる原因とは
髪の毛が折れる根本的な原因は、髪のダメージです。
傷んだ髪は、キューティクルが開き水分も蒸発したスカスカな状態です。
少し想像してみてください。
水分を蓄えた緑の葉っぱと、水分もない枯葉では、枯葉のほうが簡単に粉々になってしまいますよね。
髪も同じで、水分がなくなり柔軟性のない状態では、枕に擦れただけの弱い刺激でも簡単にポッキリ折れるのです。
また、毛先ではなく髪の根元から折れるようなものは、パーマなどの髪を矯正する施術が関係していると考えられます。
そして一度折れた髪の毛は戻ることはなく、切れ毛や枝毛を作る原因にもなってしまいます。
髪がダメージを受ける原因とは
髪の毛が折れる原因は、ダメージによるものとご説明しました。
では、髪はどのようなことが原因となりダメージを受けるのでしょうか。
考えられる原因は、4つあります。
ヘアカラーやパーマのやり過ぎ
考えられる要因の一つに、ヘアカラーやパーマがあります。
身近な髪の毛のおしゃれであり、たくさんの人が取り入れているでしょう。
美容室で行うものであれば、ダメージに配慮したものも多くなっています。
しかし、どんなにダメージが少ないと言っても、髪の色や癖を強勢的に変えるのでダメージは少なからず生じます。
また、いくらダメージが少ないものであったとしても、施術を頻繁に受けたり一度に複数の施術を重ねるとダメージも蓄積しますよね。
ヘアカラーやパーマをする際は、ダメージが少ないものを選び、施術後はダメージケアにトリートメントなどをしっかり使用しましょう。
ドライヤーを長時間使っている
髪を乾かすドライヤーも、長時間使用すればダメージの原因になります。
ドライヤーの温風は、髪の毛から水分を蒸発させます。
その効果によって、髪の毛を効率的に乾かしているのですが、長時間使えば必要な水分も蒸発させてしまいます。
水分が蒸発した髪は、柔軟性がなく折れ癖がつきやすい状態になります。
正しく使用し、髪の水分を蒸発させないようにしましょう。
【ドライヤーをかけるポイント】
- ①髪の毛から15~20cm離す
- ②髪の毛の根元→中間→毛先の順番で乾かす
- 根元を重点的に乾かし、毛先は8割乾けばOK!
紫外線
関係ないように思えますが、紫外線は髪の毛にもダメージを与えます。
紫外線を浴びると、キューティクルが剥がれやすくなり、その隙間から髪内部の水分が失われます。
髪は、顔の3倍も紫外線を受けると言われているのでダメージも一層です。
特に夏場にパサつきやすかったり、折れ毛が気になる場合は紫外線が原因かもしれません。
ヘアケア用の日焼け止めを使ったり、紫外線を多く浴びてしまった日にはトリートメントを使うなどしてケアをする必要があります。
シャンプーを力強くやっている
髪の毛は意外と繊細で、実は濡れただけでもダメージがあるとも言われます。
毎日のシャンプーの仕方に力が込められていると、ダメージはより蓄積されてしまいます。
正直、シャンプーは頭皮の汚れが落ちればよいので、髪の毛にダメージがいかないようにやり方に注意しましょう!
【ダメージを残さないシャンプーのポイント】
- ①髪を濡らす前にブラッシングして、絡まりを解いておく
- ②洗髪中は髪の毛をゴシゴシしない!
摩擦を起こさないように頭皮を中心に洗う - ③シャンプーが残らないようにしっかりすすぐ
- ④タオルドライの時はゴシゴシではなく、パンパンと叩くように!
髪の毛が折れないようにする改善方法とは
髪の毛が折れる原因となるダメージについてご説明しました。
では、折れないようにする改善方法は何をすればいいのでしょうか。
具体的な改善方法は、2つあります!
頭皮ケアシャンプーを使う
髪の毛がダメージを受ける原因でも、シャンプーについてご説明しました。
実は、毎日のシャンプーも傷みの原因になりえます
特に、洗浄力の強いものは頭皮だけでなく、髪も傷みやすいです。
そのため、優しい洗浄成分を使用し、栄養を与えてくれる「頭皮ケア用のシャンプー」を使用するのがおすすめです。
髪の毛にとっても負担が少なく、頭皮環境を整えることで栄養も行き渡りやすくなります。
毎日使うものなので、髪にも頭皮にも優しいものを選びましょう!
ダメージケアにもおすすめの頭皮シャンプーをもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
トリートメントを使う
髪の毛のダメージケアをする最も手軽な方法は、トリートメントを使うことです。
髪に足りない栄養を補い、開いたキューティクルをコーティングしてくれるので、折れ毛の対策になります。
頭皮にはつかないように、特に毛先にしっかりと付けましょう。
洗い流すタイプのトリートメントだけでもいいですが、効果的に改善するには洗い流さないトリートメントも併用するのがおすすめです。
ドライヤーの熱から髪を守ってくれたり、夜寝る前につけるものだと、枕の刺激からも守ってくれます。
おすすめのトリートメントを知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
健康的な髪の毛をキープしよう!
いかがでしたか?
髪の毛は死んだ細胞からできているため、一度折れてしまったものは残念ながらどんなにケアしても治りません。
しかし、髪の毛が折れないようにする方法はあります!
髪の毛が傷まないように、日ごろのシャンプーやドライヤーの仕方を見直して、健康的な状態をキープしましょう!