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頭皮のボコボコの原因とは?詳しく解説
頭皮がボコボコになっている、という経験はありますか?
通常であれば、頭皮は凹凸がなく滑らかな状態のはずですよね。
ボコボコとした感触があれば、何らかのトラブルを抱えている可能性があります。ボコボコになってしまう理由として、
- 血行不良による頭皮の凝り
- 頭皮湿疹によるもの
などが考えられます。
そして、これらの症状は、健康な髪の成長を邪魔して、薄毛や抜け毛の原因にもなってしまうのです。
では、どうすれば改善できるのでしょうか?
気になる対処法まで、詳しく解説したいと思います。
頭皮がボコボコする主な原因とは
血行不良による頭皮の凝り
まず一つ目に考えられるのが、血行不良によって引き起こされる頭皮の凝り。
実は血行が悪くなると、頭に凝りを引き起こすことがあります。
凝りが生じると、ボコボコとした凹凸が出来たり、指で押さえたときに痛みを感じたりする場合があります。
また、手のひらで地肌を大きく動かしてみて、あまり動かない場合は、凝っている可能性が高いかもしれません。
そして凝りの元となる、血行不良を引き起こす理由は、いくつか考えられます。
ストレス
ストレスがあると、前頭部が緊張状態となり、頭皮が固くなってしまいます。
また、自律神経がみだれることで、血管が収縮し血行不良を引き起こし、凝りにつながります。
運動不足
運動不足により、筋肉が衰えると、血流を促す力が弱まってしまいます。
そのため、血行不良におちいり、凝りが生じます。
悪い姿勢
長時間のデスクワークや、下を向いた姿勢でスマートフォンを見続けたりすると、肩や首だけでなく、頭皮にも凝りが生じます。
頭皮湿疹によるもの
次に考えられるのが、頭皮湿疹。
ブツブツがあったり、かゆみをともなう場合は頭皮湿疹かもしれません。
原因としては、次のようなものが考えられます。
脂漏性皮膚炎
最も多く見られるのが、脂漏性皮膚炎。
皮脂が過剰に分泌すると、マラセチア菌というカビが繁殖してしまい、炎症を起こします。
強いかゆみや、湿疹ができる場合もあります。
皮脂欠乏性皮膚炎
頭皮の皮脂が足りないと、乾燥状態になります。
それによりフケが大量に出たり、肌が過敏になり、少しの刺激でかゆみが出るなどの症状が出ます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、アレルギーが原因で皮膚が炎症を起こす症状です。
皮膚の乾燥や、バリア機能が正常に働かず、アレルゲンの侵入やストレス等、様々な原因によって炎症が生じるとされています。
接触性皮膚炎
接触したものに対して起こる皮膚炎です。
シャンプー・コンディショナー・整髪料などによって、皮膚が刺激をうけたり、アレルギー反応を起こして、かぶれてしまう症状です。
血行不良によるボコボコと対処法
血行不良が原因の場合は、血行を良くし、地肌をやわらかく保つことが大切です。
そのためには具体的にどのようなことを実践すればよいでしょうか?
今日から実践できる、効果的な対処法をいくつかご紹介します。
適度に身体を動かす
適度な運動は、血行を促し、ボコボコの解消に効果が期待できます。
運動によって筋肉を動かすことで、ポンプのように血液が体中に循環させることができます。
なかでも、有酸素運動は頭皮の血行促進に効果的と言われています。
ウォーキングやジョギングなど、毎日短時間でも続けてみましょう。
時間が取れない方は、普段の生活で意識的に歩くことを心がけたり、エレベーターなどは極力ひかえて階段をつかうなど、工夫してみると良いかもしれません。
しっかり入浴する
毎日のお風呂、シャワーだけですませていませんか?
血行不良を改善するためには、湯船にゆっくりとつかって、身体を芯からあたためることが大切です。
血行不良による頭皮の凝りには、ストレスや冷え性、肩や首の凝りなど様々な要因があります。
リラックスできて全身の血行を促してくれるお風呂は、まさに万能薬と言えそうです。
しっかり入浴して、身体をあたためることを心がけましょう。
頭皮マッサージをする
凝りをほぐすのに、最も即効性があるのが頭皮マッサージ。
マッサージすることによって、血行を促進し、頭皮をやわらかくする効果が期待できます。
ここでは、ボコボコの解消に効果的なマッサージの方法をご紹介します。
耳の上に、親指以外の4本の指をあて、頭を軽く押さえるようにします。
地肌を動かすようなイメージで、頭頂部に向かって揉みあげていきます。
一番上まで行ったら、次は、耳の後ろからスタートします。
このようにして、後頭部のほうへ指をずらしていきながら、頭全体をマッサージします。
力を入れすぎたり無理のないよう、注意して行ってくださいね!
頭皮湿疹によるボコボコ・かゆみの対処法
頭皮湿疹にはどのように対処すればよいでしょうか?
かゆみをともなう辛い症状、何とかしたいですよね。
お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
ストレスはなるべく溜め込まない
いつも清潔にたもっているのに、ボコボコやかゆみが治らない…
そんな方は、ストレスによるものかもしれません。
ストレスは、育毛にとって悪影響なのはよく知られていますが、頭皮湿疹もストレスによって引き起こされるケースが考えられます。
人は強いストレスを受け続けると、交感神経が活発に働きます。
それにより、男性ホルモンの働きが強くなり、皮脂が過剰に分泌し、脂漏性皮膚炎を引き起こしてしまう場合があります。
過度なストレスは頭皮や髪にとって大敵!
けれど仕事や人間関係など、ストレスが全くない環境に身を置くのはなかなか難しいもの。
適度な運動やちょっとした趣味など、日ごろのストレスから解放される時間をつくって、ストレスを溜め込まないように心がけましょう。
そして、忘れてはいけないのが睡眠!
ストレスを解消するためには、しっかりと脳を休ませて、十分な休息をとることが大切です。
出来る範囲で、ストレス対策してみましょう。
低刺激のシャンプーを使う
頭皮湿疹は、皮膚がとてもデリケートな状態になっていると考えられます。
そのため、シャンプー選びがとても重要になってきます。
症状を悪化させないためには、低刺激のシャンプーを使いましょう。
「脂漏性皮膚炎」の方は、無添加の石鹸シャンプー、「皮脂欠乏性皮膚炎」の場合は乾燥肌によいとされる、アミノ酸系シャンプーがオススメされています。
ただし、症状がひどい場合や、アトピー性の場合は、自己判断するのは危険です。
専門医に相談の上、使用するのが好ましいでしょう。
シャンプーのやり方・回数に気をつける
シャンプーは、地肌が傷つかないよう、優しくおこなってください。
- 1.丁寧にブラッシングをし、余分な汚れを落とす。
- 2.シャンプー液をつける前に、しっかりとシャワーですすぐ。
- 3.500円玉大のシャンプーを、手のひらでよく泡立てる。
- 4.やさしく揉むように洗います。
- 5.すすぎ残しがないように、しっかりとすすぐ。
基本的には、1度のシャンプーで汚れは十分に落ちます。
ただし、整髪料を使った場合や汗をかいてベタベタしている時などは、2度洗いをしたほうがすっきりと汚れを落とせます。
2度洗いする場合は、シャンプー液は1回の量を少量にしましょう。
1度目は髪全体を洗い、2度目はマッサージをするように洗うと良いでしょう。
頭皮のボコボコがどうしても気になる方は病院へ!
血行不良による凝りや、頭皮湿疹以外にも、ボコボコの原因はあります。
この記事では、4種類の頭皮湿疹を紹介しましたが、このような症状は、病院で診察してもらえます。
自分がどのタイプに当てはまるか分からない方は、無理な自己判断は避けたほうがよさそうです。
セルフケアで改善すれば問題ないのですが、症状が長引く場合などは、病院での治療が必要となるケースもあります。
気になる方は、病院で診てもらいましょう。
頭皮のボコボコの原因についてまとめ
頭皮のボコボコの原因と対策についてご紹介してきました。
当てはまる症状はありましたか?
頭皮のトラブルは、早めに対策をとることで、悪化を防ぐことが期待できます。
症状にあった対策を、いますぐ実践しましょう!
ぜひ、今回の記事を参考にしていただいて、健康な頭皮を目指してくださいね。